2015年12月17日 0時00分00秒 (Thu) 苦難

想像を絶するものでした。
無理に薬を使ったせいかな、とか
筋腫のせいかな、とか考えて必死で答えを探しているけれども、
きっと「産みの苦しみ」、人間の女性に与えられた苦難なのでしょう。
痛みや苦しみはもちろん暗闇と恐怖と不安の中をさまよってしまいました。
生まれてきた我が子も通れぬ産道にはまり、羊水のない中排泄してしまった姿だったようなので、きっとあの子も同じ暗闇と恐怖と不安の中で苦しんでいたのだと思います。
「出産」、、、新生児室の赤ちゃんが泣くたびに女の人の叫び声に聞こえます。
分娩まで4日かかったので、陣痛室で多くの妊婦さんを見送ってきました。
長い時間ではなかったけれども、一人で陣痛に耐えていた妊婦さん。痛いよ、痛いよ、と声が聞こえました。
家族や旦那さんに見守られて、長い時間を耐え抜いていた妊婦さん。陣痛室を出て行く時は、ほとんど声も聞こえなくなっていました。
他にもまだたくさんの妊婦さんの分娩直前の叫び声。
どれもトラウマになりそうな状況でした。自分の痛みとあいまって、声を聞くだけで怖い。新生児の泣き声に似ている。
私は、いろんな闇を抱えての出産だったので、最後はどうやって乗り切れたのかよく分かりません。
あの状況で何かが欠けていたら、きっともっと恐ろしい状況になってしまったのだと思います。
無事に出産できたのは、皆が助け、見守ってくれたからだと強く感じます。全てに感謝しています。
私の力だけでは、難しかったでしょう。bebeも本当によく頑張った。
まだお腹の傷は痛むけれど、これは大事な印となりました。十字架の跡。
初めて抱いた我が子は不思議な感じでした。この子は天からの授かりもの。預かったのです。神の意に背くことのないよう、くる日まで大切に育てていきたいと思います。
「弱い者が強い者より苦しまなかったとだれが断言できようか。」遠藤周作の「沈黙」の言葉が頭をよぎります。
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